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村松 壽晴; 二ノ方 寿
PNC TN9410 89-132, 59 Pages, 1989/09
原子炉容器内の冷却材温度成層化現象を精度良く評価できる様にするため、AQUAコード内で使用しているk-方程式乱流モデルの替えて、応力代数式乱流モデルを組込んだ。この新乱流モデルでは、乱流プラントル数等の経験定数を用いないことから、作動流体によらない高精度な解析が実現される。この乱流モデルを用いて水及びナトリウムを作動流体とした温度成層化実験の解析を行い、以下の結果を得た。[水実験解析](1)温度成層界面に揺動が発生しないリチャードソン数領域の解析では、従来界面の上昇速度を過少評価していた。今回の応力代数式モデルを使用することで、実験結果を良好に再現できる。(2)温度成層界面に揺動が発生するリチャードソン数領域の解析においては、k-モデルで揺動振幅の過大評価、応力代数式モデルで若干の過少評価径行を示す。[ナトリウム実験解析]従来温度成層界面の上昇速度を1/3程度に過少評価していたが、今回の応力代数式モデルの適用により実験結果を良好に再現できる。以上より、温度成層化現象の様な非等方性挙動が卓越する現象の解析には、従来のk-乱流モデルに替えて応力代数モデルの使用が模擬精度の観点から推奨される。